チクレンの取り組み

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チクレンは、畜産専門の農協連合会です。

mark70チクレンは、1974年(昭和49年)3月29日に設立された道内唯一の畜産専門の農業協同組合連合会で、北海道チクレン農業協同組合連合会の略称です。

戦後まもない1945年(昭和20年)国民生活の衣・食・住すべてが欠乏した時代背景のさなか、政府は緊急食料対策を目的とした「緊急開拓事業実施要領」を制定し、食料の増産と新農村の建設という大きな目標と責任を担って戦後開拓事業が開始され多くの開拓農業協同組合が設立されました。

こうした国の緊急開拓事業が昭和50年4月をもって終束する中、畜産を主体として自立を目指す 開拓農業協同組合が、新しい時代に即応した〝畜産専門の農業協同組合の連合会〟として新たに「チクレン」を設立しました。

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_C019374飼料の安全性を高めるため、原料の自給力向上に力を注いでいます。

健康な牛を育てるには、安全性が高く、良質な飼料が必要です。
肥育生産者が与える飼料は牧草が主体で、この他に配合飼料(主原料:とうもろこし、大豆かす)があります。

さらに、飼料の自給力を高めるため、デントコーンサイレージをはじめとする粗飼料の生産に取り組んでいます。世界の穀物状況の変動に左右されることのない安定的な飼料確保のために、畑作農家を含めた地域農業と連携を図り、今後さらにデントコーンの作付面積の拡張などに力を注いでまいります。


_C019167抗生物質を添加しないなど安全な飼料で健康な牛づくり。

牛は、本来草食です。牧草や干し草などの粗飼料をたっぷり食べ、ゆっくり反芻することで、牛肉本来のおいしさと風味が生まれます。

胃の中で発生するガスを抑えるため抗生物質をエサに添加している農場が多いのですが、チクレンでは自然の生理にのっとった肥育方法を採用しています。

また、飼料に抗生物質を添加しないなど、自然の生理にのっとった肥育方法で牛を育てています。


P1010126ほとんどの牛に非遺伝子組み換え作物のエサを与えて肥育しています。

本会で生産する牛の70%以上は非遺伝子組み換え作物、ポストハーベストフリー(PHF:収穫後農薬散布しない)のとうもろこしと大豆かすを与えて肥育しています。(販売先のニーズに合わせて牛を生産しています。)


_C018857成長ホルモンは使いません。

アメリカ、オーストラリア等の輸入牛肉で一般的に使われている成長ホルモン剤は、いっさい使用せずに肥育しています。


_C019300誕生日がわかります。

生まれてすぐにつけられる「耳標」で個体管理。ホルスタイン種は約20ヶ月間、アンガス種は約25ヶ月間指定農場で肥育します。


危険部位は焼却処分します。

BSEの病原体である異常プリオンタンパク質が蓄積しやすい特定危険部位(脳・眼・脊髄・脊柱・回腸遠位部を指す)は、牛の解体作業の過程で全て除去。除去された特定危険部位は、牛はもちろん豚や鳥の餌にすることなく処分するので、交差汚染の問題はありません。


チクレンのトレーサビリティについて。

チクレンは、肉の生産から牛肉の加工までを一貫管理。生産者、生年月日、肥育場所、給餌体系などの情報をチクレングループの牛肉情報公開システムにて確認することができます。牛肉パックに記された個体識別番号または、ロット番号でお調べ下さい。

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mark70チクレンのシンボルマークは、北海道の緑の大地に立脚した生産者、農協、チクレンの3本の大きな協同の輪の限りない飛躍をテーマにデザインしたものです。わが国の食糧基地、北海道の酪農、畜産の大いなる未来を問いかけています。